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院長ブログ

「インプラントオーバーデンチャーで実現する、ずれない入れ歯生活」

「総入れ歯が食事のたびにずれて痛い」
「会話中に外れそうで人前で話すのが怖い」
「インプラントに憧れるけれど、本数も費用も負担が大きい」

複数の歯を失った方の多くが、こうした悩みを抱えていらっしゃいます。そんな方に近年注目されている選択肢が「インプラントオーバーデンチャー」です。

ブログでは、さいたま新都心ミタス歯科のインプラント専門医の視点から、その仕組み・適応・メリット・治療の流れまでを、分かりやすく解説いたします。

1. インプラントオーバーデンチャーとは何か

基本的な仕組み

インプラントオーバーデンチャーとは、顎の骨に埋め込んだ少数のインプラント(人工歯根)を

支台として、その上

に取り外し式の入れ歯(デンチャー)を装着する治療法です。インプラント本体と入れ歯側を「アタッチメント」と呼ばれる連結装置で固定するため、従来の総入れ歯のような「ずれ」「外れ」が大幅に軽減されます。

従来の総入れ歯との違い

従来の総入れ歯は、歯ぐきと粘膜面の吸着・密着のみで維持されています。そのため、顎の骨が痩せると合いが悪くなり、噛む力も天然歯の20〜30%程度まで低下するといわれます。一方、オーバーデンチャーはインプラントで物理的に固定されるため、咀嚼能力は天然歯の60〜80%程度まで回復するという報告もあり、生活の質(QOL)が大きく向上します。

「全部インプラント」との違い

総歯欠損を全てインプラントで補う場合、片顎で6〜8本のインプラントが必要となり、費用も負担も大きくなります。オーバーデンチャーであれば、片顎2〜4本のインプラントで安定した噛み合わせが実現できるため、コストと身体的負担を抑えながら入れ歯のデメリットを解消することができます。

👉 インプラント治療全般について詳しくはこちら:さいたま新都心ミタス歯科のインプラント治療

2. インプラントオーバーデンチャーが向いている方

複数本、歯を失っている方

特に総入れ歯・部分入れ歯を使用しているものの、「ずれる」「噛めない」「食べ物の味が分からない」と感じている方に適しています。

顎の骨が痩せてきた方

歯を失ってから長期間経過すると、刺激を受けない顎の骨は次第に吸収(痩せる)していきます。厚生労働省 e-ヘルスネット「高齢者の口腔機能」でも、噛む機能の低下が全身の健康に影響することが示されています。オーバーデンチャーは骨が薄い方でも適応となるケースが多く、骨造成の併用で対応可能な場合もあります。

費用と効果のバランスを重視する方

全顎をインプラントブリッジで補う治療と比べ、本数を抑えられるため初期費用が大きく軽減されます。「インプラントのメリットは得たいが、できるだけ負担を抑えたい」という方にとって、現実的かつ確実な選択肢となります。

治療判断には精密な診査が必要です

 

オーバーデンチャーが適応するかどうかは、骨の質・量、噛み合わせ、全身の健康状態などさまざまな視点で判断します。当院では個室カウンセリングルームでお時間をかけてお話を伺い、CTを用いた精密診査の上で複数の選択肢をご提案しています。

3. インプラントオーバーデンチャーの5つのメリット

① 入れ歯の「ずれ」「外れ」が劇的に減少

アタッチメントによる物理的固定で、会話中・食事中の入れ歯のずれや外れの不安から解放されます。「人前で大きく口を開けて笑えるようになった」というお声を多くいただいています。

② 咀嚼能力が大幅に向上

お肉や繊維質の野菜、お煎餅なども噛めるようになり、栄養バランスが整います。よく噛むことで唾液分泌も促進され、消化吸収や認知機能維持にも良い影響があることが、近年の研究で明らかになっています。

③ 顎の骨の吸収を抑える

インプラント体が骨に咀嚼の刺激を伝えるため、顎骨の吸収速度を遅らせる効果が期待できます。これは将来的なお顔の輪郭維持にも繋がる、見逃せないメリットです。

④ 費用負担を抑えられる

全顎インプラントと比較して、本数を抑えられるため費用は概ね半分〜3分の2程度に収まるケースが多いです。患者様のご予算と希望のバランスに応じた治療設計が可能です。

⑤ 清掃しやすく長持ちしやすい

取り外して洗えるため、口腔内を清潔に保ちやすく、インプラント周囲炎(日本歯周病学会も注意喚起している重要な合併症)のリスク管理がしやすい構造です。

👉 当院の予防プログラムについては公式サイトのトップページからご確認いただけます。

4. デメリット・注意点も正直にお伝えします

どのような治療にも長所と短所があります。当院では、メリットだけでなくデメリットも事前に率直にお伝えすることを大切にしています。

① 外科手術が必要

インプラント体を埋入する手術が必要です。当院では歯科用CTによる三次元的な事前診査と、可能な限り侵襲を抑えた術式により、安全性に細心の注意を払っています。

② 定期メンテナンスが必須

インプラント周囲炎を防ぐためには、3〜6ヶ月ごとの専門的メンテナンスが欠かせません。これを怠ると、せっかくのインプラントが脱落するリスクが高まります。

③ アタッチメント部品の交換が必要

固定部のゴム製パーツ(リテンションパーツ)は消耗品で、おおよそ1〜2年に一度の交換が必要です。これは想定費用としてあらかじめお伝えしています。

④ 全身疾患のある方は適応判断が慎重に

重度の糖尿病・骨粗鬆症治療薬の使用歴・喫煙習慣がある方などは、適応判断に注意が必要です。必要に応じて主治医と連携し、安全な治療計画を立てます

5. 治療の流れ

ステップ1:初診カウンセリング

 

個室にて、現在のお悩み・ご希望・ご予算をじっくりお伺いします。「絶対にインプラントにしなければいけない」ということはありません。あらゆる選択肢を比較したうえで、患者様自身に納得して選んでいただくのが当院の方針です。

ステップ2:精密検査・診断

歯科用CTで顎の骨の量と質を三次元的に把握し、神経・血管の位置も把握したうえで、安全な埋入計画を立てます。複数のシミュレーションを行ったうえで、最適なインプラント本数とアタッチメントの種類を決定します。

ステップ3:インプラント埋入手術

部分麻酔下にて、計画通りの位置にインプラント体を埋入します。手術時間は本数にもよりますが、概ね1〜2時間程度です。

ステップ4:骨との結合期間(治癒期間)

インプラント体と顎の骨が結合するまで、概ね3ヶ月ほどお待ちいただきます(個人様の状況により異なります)。この間は仮の入れ歯で生活していただきます。

ステップ5:オーバーデンチャー製作・装着

精密な型取りを経て、患者様専用のオーバーデンチャーを製作します。装着後は噛み合わせを細かく調整し、ご自宅で快適に過ごしていただけるようサポートします。

ステップ6:定期メンテナンス

3〜6ヶ月ごとに通院いただき、インプラント周囲の清掃・アタッチメントの点検・噛み合わせの確認を行います。これがインプラントを長持ちさせる最大の鍵です。

6. よくあるご質問

Q1. 今使っている総入れ歯から切り替えられますか?
A. 多くの場合可能です。現在の入れ歯の状態を診査したうえで、最適なプランをご提案いたします。

Q2. 治療期間はどれくらいかかりますか?
A. 一般的に4〜8ヶ月程度です。骨造成が必要な場合はさらに数ヶ月追加されることがあります。

Q3. 痛みはありますか?
A. 手術は部分麻酔のもと行うため、術中の痛みはほとんどありません。術後の腫れや痛みも適切な鎮痛薬でコントロールできます。

Q4. 何歳まで可能ですか?
A. 年齢の上限は基本的にありません。ご年齢よりも全身の健康状態と骨の状態が判断材料となります。70代・80代の方でも治療実績は多数あります。

まとめ|「もう一度しっかり噛める喜び」を、ミタス歯科で

インプラントオーバーデンチャーは、従来の入れ歯の不便さと、全顎インプラントの費用負担、その両方を解決する現実的な選択肢です。

さいたま新都心ミタス歯科では、インプラント専門医の院長が、患者様お一人おひとりの骨の状態・ご希望・ライフスタイルに合わせた治療計画をご提案します。「どの治療が本当に自分に合っているのか分からない」という段階のご相談も大歓迎です。

お子様の健全な歯の育成から、ご高齢の方の噛む機能の回復まで、生涯にわたってお口の健康をサポートいたします。お子様の矯正治療のご相談も無料で承っております。

📞 ご予約・ご相談はお気軽に

さいたま新都心ミタス歯科
個室カウンセリングルームにて、丁寧にお話を伺います。

👉 24時間WEB予約はこちら

インプラント治療の詳細はこちらのページもご覧ください。

― この記事の執筆者 ―

大島 正充(おおしま まさみつ)

さいたま新都心ミタス歯科 院長/日本口腔インプラント学会専門医

2004年に日本歯科大学新潟歯学部を卒業後、日本歯科大学附属病院にて歯科麻酔とインプラント治療を専門的に学ぶ。約13年にわたり大学病院で研鑽を積み、口腔外科・障害者歯科の分野で全身管理を伴う治療経験を重ねながら、日本口腔インプラント専門医を取得しました。

2019年2月、さいたま市浦和区上木崎に「さいたま新都心ミタス歯科」を開業。「ココロとカラダをミタス歯科医院」というテーマで、患者様お一人おひとりの人生に寄り添う歯科医療を実践しています。

現在も月1回程度、大学病院に通い知識のアップデートと後輩指導にあたっています。

【経歴】

  • 2004年 日本歯科大学新潟歯学部 卒業
  • 2004年〜2016年 日本歯科大学附属病院 勤務
  • 2016年〜2018年 医療法人社団開成会 開成歯科ダイエー市川医院 勤務
  • 2019年2月 さいたま新都心ミタス歯科 開業

【資格】日本口腔インプラント学会専門医

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