健康なお母さんとお子さんのお口の中を目指して🤱🏻✨

こんにちは🍉さいたま新都心駅近くにあるさいたま新都心ミタス歯科🦷院長の大島です。今回は、マタニティ歯科についてお話しさせていただきます🤰🏻

〜虫歯予防は妊娠中のお腹の中からスタートする〜

お母さんとお子さんのお口の健康は、密接に連携しています。新生児の口は、無菌に近い状態で細菌はほとんど存在しません。虫歯は最も広範囲に影響を及ぼす感染症の一つとされており、この段階でスキンシップや大人からの食事の共有、食器の共有などにより虫歯菌がお子さんに移行する可能性があります。一度虫歯菌が定着すると、虫歯になるリスクが増加します。また、妊娠中に母親が歯周病に罹患していると、虫歯菌が血流を通じて全身に広がり、早産や流産、低体重児のリスクが高まります。母親の安全な出産と子供の口腔の健康を保つために、できるだけ早く、妊娠前や妊娠中から行動を開始できると良いでしょう。

虫歯のリスク管理は「マイナス1歳」からの虫歯予防から始まります。若い年齢で虫歯になると、その口腔内環境が成人になるまで維持され、大人でも虫歯になりやすい状態となるとの研究結果があります。そのため、私たちは母親の口腔の健康だけでなく、子供の口腔の健康のためにも、生まれる前から始まる「マイナス1歳」の虫歯予防が重要だと考えています。両親をはじめお子さんに関わるすべての人々の口腔も健康に保つことで、身近な大人からお子さんへの虫歯菌の感染リスクを減らすことを目指しています。

妊娠中に起こりやすいお口の問題は以下の通りです。妊娠中はホルモンバランスが変わり、つわりや嘔吐、味覚の変化により、妊婦さんのお口は特有の問題が発生しやすい環境となります。

1)歯肉の腫れ、歯肉炎

これらは妊娠中に最も多く見られる問題で、出産後には通常に戻ります。妊娠前よりも口腔ケアに気をつけましょう。お口のケアが自己管理で難しいと感じた場合は、私たちがお手伝いします。ご質問は随時受け付けております。遠慮なくご相談ください。

2)虫歯・歯周病

つわりが重く、適切な歯磨きができない場合や、嘔吐による胃酸で歯の表面が溶けてしまい、虫歯や歯周病のリスクが高まることがあります。つわりが重くて歯磨きが困難な場合は、無理をせず、こまめにうがいをして口腔内の汚れを洗い流しましょう。フッ素入りの洗口剤を使用すると、うがいの効果が向上します。つわりが落ち着いたら、通常の歯磨きをして口腔を清潔に保つようにしましょう。

理想的な歯科治療のタイミングと注意事項

妊娠中の歯科治疗は、妊娠中期(5-7ヶ月、16-27周)が理想的です。妊娠が判明したら、将来の赤ちゃんとお母さんの健康のためにも、定期的に歯科検診を受けるよう心がけてください。妊娠初期4ヶ月(15週)までは、処方できる薬が限られ、特に鎮痛薬や抗生物質は、胎盤を通じて赤ちゃんに影響を与える可能性があります。

安定期(妊娠5〜7ヶ月)は通常のむし歯や歯周病の治療、薬の処方、レントゲン撮影などが可能です。妊娠後期(8ヶ月、28週以降)や出産後は、大きなお腹や育児のため、治療の機会を逸してしまうことが多くなります。そのため、虫歯や歯周病の治療、口腔内のクリーニングは、安定期に行うのが最適です。たとえ痛みや自覚症状がなくても、定期検診を受けることをお勧めします。これも赤ちゃんを迎える準備の一環です。

歯科受診時の注意事項

1)母子健康手帳をおもちください。

2)産婦人科の主治医からの指示がある場合、それがどんなに些細なことであっても、必ず歯科医師やスタッフに伝えてください。

3)体調不良や気分が悪くなった場合、無理せずすぐにスタッフにお知らせください。私たちは診療ができるだけリラックスした状態で行われるように配慮します。

よくある質問とその答え

Q

1)歯科レントゲンは赤ちゃんに影響しますか?

A

歯科レントゲンは口元に限定して撮影されます。赤ちゃんがいる腹部からは離れており、範囲も狭いため、一般的なレントゲンよりも被曝量が大幅に少なくなります。さらに、デジタル化された現代の技術では、従来の線量のごく一部で撮影できます。撮影時には、エックス線から身を守る防護用エプロンを着用していただきますので、赤ちゃんとお母さんへの影響は非常に小さいです。

Q

2)処方された薬は大丈夫ですか?

A

当院では、妊婦さんへの処方は極力控えています。しかし、絶対に薬が必要な場合は、産婦人科医との協議の上、妊娠の段階、状態、体調などを考慮し、安全と判断された薬を必要最低限の期間と量だけ処方します。また、妊娠中に他の医療機関で処方された薬の服用については、まずは産婦人科医に相談することをお勧めします。

Q

3)妊娠中の麻酔は赤ちゃんに影響しますか?

A

当院では、妊婦さんへの処方は極力控えています。しかし、絶対に薬が必要な場合は、産婦人科医と相談の上、妊娠の段階、状態、体調などを考慮し、安全と判断された薬を必要最低限の期間と量だけ処方します。また、妊娠前に他の医療機関で処方された薬の服用については、まずは産婦人科医に相談することをお勧めします。

Q

3)妊娠中に受ける麻酔は、赤ちゃんに影響を及ぼしますか?

A

歯科治療で使用するのは局所麻酔であり、効果は特定の部位に限定されます。そのため、一般的に用いられる量では、母子双方に影響を及ぼすことはありません。治療中の痛みを抑えるため、ストレスを感じることなく治療を受けることが重要です。痛みを感じる場合は、すぐにスタッフにお知らせください。

麻酔薬は、尿や汗から排出させるのでご安心ください

Q

4)授乳期間中ですが、薬剤やレントゲンが母乳に影響を与えますか?

A

一般的な歯科治療、レントゲン撮影、麻酔などは、母体はもちろん、母乳に対してもほとんど影響を与えません。また、必要な最小限の薬量と期間だけを用いるため、安心して治療を受けていただけます。

さいたま新都心ミタス歯科は、さいたま市妊婦歯科健康診査実施医療機関です。

さいたま市に住所を有する妊婦の方は、妊娠中に1回・無料で健診を行えます。

【お持ち物】①母子健康手帳交付時にいただく妊婦歯科健康診査票(みどりの用紙)②母子健康手帳③保険証

ご希望の方は、お電話にてご予約承ります☎️✨

さいたま新都心ミタス歯科

330-0071 埼玉県さいたま市浦和区上木崎2丁目5-2/TEL : 048-822-8500/JR京浜東北線与野駅より徒歩5/JR京浜東北線さいたま新都心駅より徒歩9/駐車場3台完備、駐輪スペースあり/ロイヤルホスト与野店そば